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精神論が苦手な人は読まなくていいやつ

  • 執筆者の写真: たけうちてつや
    たけうちてつや
  • 2019年12月8日
  • 読了時間: 5分

僕が生まれて初めてつくった曲のタイトルは「前向き」です。

18歳の終わりにつくった覚えがあります。

前向きっていうワードは、音楽を始めたころ(18歳)からの僕の永遠のテーマで。

当時僕はいろいろ絶望してて健やかではなかったんですが、だからこそ、前向きでありたいと思ったんでしょう。

いろいろ絶望してた僕にとって、未来はまったく魅力的なものではなく、真っ暗だったんですが、

でも、自分が動くことによって何かが変わっていくことに気付いて

そして学んだのが

希望があるから歩いていく  んじゃなくて   歩いていくことが希望だ

ってことだったんです。

そして気付けば、もう28歳で、まだ音楽をやってます。

去年のいつごろか、

ミュージシャン仲間(先輩方たち)とコーヒーを飲みにいったときのこと。

とある先輩からこんなことを言われました。

「たけうちくんは、これからは自分のことじゃなくて、誰かのことで悩んで苦しんでいくんだよ」

例によって、さっき申し上げたように「僕は昔いろいろ絶望してました」って話をその時もしてて、

「だからもうこれ以上はあまり絶望することはないかもしれません」なんてことを言ったら、先輩にそう返されたのでした。

僕は面食らったというか、あぁなるほど~そうなのかも~・・とか思って。だけど実感は湧かなくて。

でも今になって、すごいその先輩の一言が的中してるんです(笑)

なんかこれまでは、自分さえ前を向いていれば 解決していた人生だったのが、

今は、相手がいるから、そう一筋縄ではいかなくなったというか。

それって別に子供の頃からずっとそうではあるんですけど、

それでもこれまでは、人間関係で壁にぶつかっても、それに対して自分がどう対処していくか、どう捉えていくか ってことだけを考えてればよかったんです。

でも今は、相手がどういう気持ちでいるんだろうとか、どういうことを思ってあんな態度をとったんだろうとか、

自分はさて置き、相手のことを想像してみないと進んでいかないような人生に変わっちゃった気がして。

まぁそれも捉え方と言われればそれまでかもしれませんが、

僕の中では明らかになんか、変わったんですよ。生き方が。

いったい何をきっかけにこんな変わったんだろうと思い返してみると、実は心当たりがあるんです。

それは今年の夏の終わりにワンマンLIVEをさせて頂いて、そのあと自分と向き合える時間を過ごせた1か月があったからな気がします。

「SUMMER ENDROLL」っていうタイトルのLIVEでした。

なんだか僕の人生の一つの章まで、ちゃっかりエンドさせちゃったみたいです。

自分と向き合えた1か月というのは、今年の9月のこと。

ここのブログで言うなら、岩国に行って山に登ったりしてる記事ありますよね(笑)

展望台からの壮大な景色を眺めて、なんか感じることがありましたし、

また別の日には知人のLIVEを見に行く道中の高速バスの窓から空を見て、やけに感傷深くなったりしました。

その時期に、「おれは、もういいな。OKだな」って思ったのを覚えてます。

なにがいいのかって、なんかもうコンプレックスだとか、修行だとか、そういうのいいやって。

音楽を始めてからずっと、自分を高める為に、自分の未熟な部分を鍛えるために、進んできたとこがありますが、

もうそれは終わりにしようって思えて。

それはやっぱり、ワンマンLIVEを終えたときの達成感(?)だったり、沢山のお客さんから「元気もらえました!」って言ってもらえたり、CDをたくさん買ってもらえたり。 っていうのがあったから、 その感動がもう

「自分主体の人生」 に終止符を打ってくれたような気がしたんです。

そしてこれからは、 「誰かにとっての(誰かの為の)自分の人生」 が始まるんだな  

って感じられたというか。

それは同時に、自分のことを認めたってことでもあって。

僕は漫画よく読みますが、「NARUTO」っていう忍者漫画をご存知ですか?

もう完結した漫画ですが、割と終盤のほうの話で、印象深いシーンがあります。

主人公のナルトが、「真実の滝」っていう場所に赴くんです。

滝の前に座ると、もう一人の自分(ナルト)が滝の中から現れて戦うことになります。

もう一人の自分は普段の日常では隠れている、心の闇の部分が具現化した存在。

そいつをどうにかしないと、ナルトは次のステップに進めないんですけど、

何回戦っても、相手は自分自身だから、同じ戦い方で、同じ攻撃をしてきて、決着がつかないんです。

それでナルトはどうしたかというと、向き合うことにしたんです。

自分の心の闇に打ち勝つんじゃなくて、理解し、抱きしめてあげたんです。

「お前も俺になればいい。今までありがとな・・」って言って抱きしめるシーンはすごく感動です。

詳細は省いて説明してますので、ご興味持たれたらぜひ、「NARUTO」読んでみてください。

で、話は戻りますが、

僕も今年の夏がおわってから、なんか自分の至らなさとか不完全な部分を許せたような気がして。

それでも前向きに歩いてきてくれてサンキュー!なんて思えたりして(笑)

そしたら不思議なことに、いつの間にやら、

心の変化に伴って現実も変わっていくものです。

住んでる場所も、やってることもあまり違いないんですが、

日常の出来事の感じ方や視点がオートマチックで切り換わっちゃってます。

だから、

慣れてないんで、初心者なんで、

この頃はブログでも弱音を吐露していたのかもしれません。

いいじゃないですか、人間だもの!!

18歳でいろいろ絶望してて、勝手に未来に希望はないと思い込んでて、だからこそ見出せた前向きな姿勢も、

ここからはもうちょっとラフでもいいかな~なんて考えます。

希望があるから歩いていく んじゃなくて  歩いていくことが希望

でしたっけ??

ムツっかしいなもう!!

希望があるから歩いていく   だけでいいです!前半だけ!後半ぽいっ!

それがこれからの、僕の新しい前向き・・・・・・・前向き2(ツー)です!!

18歳の僕と28歳の僕の違いは、経験値。

絶望しかないと思ってた未来(この10年)は、振り返れば感動と幸せが沢山ありました!

だから、希望が必ずあることを今の僕は知ってます!

よし、これで生きますか!

今日のブログは、自分の思ってることを書いたというよりも、

書きながら考えを整理するために書かせてもらいました。

真面目で理屈っぽいとこが出てしまった・・・まぁいっか


 
 
 

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