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こちら側の話

  • 執筆者の写真: たけうちてつや
    たけうちてつや
  • 2019年4月16日
  • 読了時間: 3分

親しいミュージシャンで佐々木隆宏くんというシンガーソングライターがいるんですが。

同い年だったり情熱の度合いが同じだったりで、度々会ってコーヒーでも飲みながら話すんです。

愚痴や弱音を言い合うときもあれば、励まし合ったり夢を語ったりするときもあり、ほんと青春漫画にでてきそうな関係性なんですが、最近彼と話すときによく登場する例えワードが、「白飯」。そう、SHIROMESHIです。

いったい何の例えに用いるかというと、ライブ演奏です。

当然ながら、会うと毎回お互いの音楽活動の話で盛り上がるんですが、なぜか曲作りに関してはあまり話題にならず、いつも演奏面の話になるんです。

うまい演奏ってなんだろう、俺らはどこを追求すればいいんだろうとか真面目にトーキングするわけですが、

お互いがイメージを共有するのに都合よかったのがこの白飯。

どういうことかというと、周りを見ればアマチュアミュージシャンって「うまいんだけど、それだけの人」って割と多いんです。それって嫌だなって思って。技術ばっかりが先行してるというか・・ 真に心に響かないんですね。

俺らが目指すのはそこじゃないよなって佐々木くんとは話してて。

僕らが目指すのは聞き手が「感動する」演奏です。

それが出来るようになる為に、いま時間を使っていきたいです。

ただ それって具体的に何が違うんだ?ってわからなくて、

とりあえず技術とか演出ばっかり達者なアーティストは「おかずやふりかけで勝負してる」って表現してみたらしっくりきて。

真にお客さんを感動させるアーティストは、「白飯だけで勝負できる」んです。

ブランド米ですよ。コシヒカリ、アキタコマチなどなど・・

それが出来たら最強だと思います。

今は出来てないでしょう。でもそこに向かってます。ちょっとずつ出来なかったことが出来るようになっていくのはとても楽しいです。

この頃は路上ライブの内容もみるみる変化してきました。

やってる曲は定期的に新カヴァー曲が増えるくらいで、あとは何回も歌ってる曲を歌いますが、

白飯を意識して歌うと、やはり違うのです。

自分の心持ちは勿論、通行人の方々の反応も明らかに違ってきます。

何回も歌ってる曲なのに、毎回新鮮です。

路上ライブも何回もやってるけど、また今回が新鮮です。そして次回が楽しみです。

「継続は力なり」という言葉が日本には浸透してて、僕も一時期「継続」ってことを意識しながら路上ライブをしていましたが、今は違います。

「続けるためにやる」っていうのは、動機としてちょっと寂しいなって思います。

続けることが正義になると、悪しき伝統も続けてしまいますよね・・?

そうじゃなくて、今、新しい一歩を踏み出す。昨日までは無視無視!

そして振り返ったら「つづいているなぁ」って状態がベストな気がします。

うーん、久々にフィロソフィー(哲学)してしまいました。

まぁ本名 哲也ですし・・

先程おこなった路上ライブが有意義すぎて、余韻に浸りながら語らせて頂きました!

昼間は佐々木くんと会いました。いい一日だった!ナイスな疲労感!


 
 
 

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