読み・書き・スマホ
- たけうちてつや
- 2018年12月8日
- 読了時間: 4分
「ふるさとは本日も晴天なり」という、横山雄二さんの自伝小説を読了した。
横山さんは、広島の有名アナウンサー。
以前、とある交通機関でマスク姿の彼を見かけたことがある。
向かいの席に座っていたのだが、
まず 『このおじさんかっけえな~!!』 って思った。
なんか服装とか風格がかっこよかった。でも、まだその時は横山雄二だとは分からなかった。
あれ?よく見ると、目元が横山雄二っぽくないか・・?と思って、とりあえずホクロの位置を覚えた。
後日、本屋で彼の載ってる本を見て、ホクロの位置を確認。合っていた!
よく、有名人に実際に会うと「オーラが違う!」とか人は言うけど、
それは先入観がそう思わせてるんだと思ってた。
だけど、僕は横山さんを横山さんとわかってない時から、その風格を認めていたので
やっぱり著名人にオーラは宿っているのだと、結論付けた。
読後感のいい本だった。
何度もウルっときたり、ブハッと笑った。
周りに敵をつくりながらも、体当たりで進んでいって、そして味方を獲得していった人なんだなあと感じた。
横山さんのだいぶ先輩の世良アナウンサーが、彼にしたアドバイス
「笑ってつづけていれば、いつか必ず味方ができるから。今は腐っちゃだめよ」って言葉が、今の僕の心にグサリときた。この本を買ってよかったと思った。
文字を読んでると、自分でも書きたくなるものだ。だからこうしてブログを更新するわけだが、
実は僕はアナログでもけっこう文字を書く習慣がある。
というのも、机には何冊ものキャンパスノートが置いてあって、用途で使い分けている。
なかでも 「日記」 「路上ライブ日誌」 「戦略ノート」 の3冊は更新度が高い。
ほんとは日記とかじゃなくもっとチャーミングな名前をつけているが、恥ずかしいので公表は避ける。
日記は、文字通り日記だ。だけど毎日書いてるわけじゃない。
このブログの、3倍くらいの頻度かな?実際にあったことに加え、何を感じたかとか、今どんなことを考えているかを書き綴って、頭を整理するために書くことが多い。
路上ライブ日誌は、1回の路上ライブで沢山の人と出会うようになって、その一期一会を忘れるのが勿体ない気がして、つけはじめた。
もともと日常的な、~誰とどこで会って何を話したか~っていう記憶力は長けている方だが、あまりにも短スパンで多くの出会いがある路上ライブでは、どうしても一つ一つの関係性を頭に留めておきづらい。だから、帰宅したらその日のうちに書く!書ああああああく!!
だけどこれも、例えばあまりにも疲れちまったって時や、あまりにも多くの人と出会って、当日ですら、もう覚えてないって時などは、書かなくていいことにしてる。
たとえ忘れてしまっても、きっとどこかで繋がっているよね・・・!☆
最後の戦略ノートってのは、そういえば最近はちょっと音沙汰ないけど、数か月前まではよく書いていた。
これから自分の音楽の成功のために、どういう作戦でいくのか、考えを整理して、意気込んでいく1冊だ。
そもそも成功とはなんなのか、おれにとって音楽とはなんなのか、結局なにがしたいんだ、そんなことまで突き詰めて悶々としているページもあるので、読み返すとちょっと気分が重くなったりもする。
だから最近は書かなくなったんかな?
つまりは調子が悪い時、スムーズに前進できてない時に書きがちなノートだ。
さてさて、とりわけ日記の方は、既に6冊目に突入している。
2~30年後にまだ生きていたら、そしてノートが残ってたら、読み返すの面白いだろうな~って思いながら書いている。
実はもっと前に、これまた5冊ぶんくらい書いてた日記もあるんだけど、それは僕の精神状態があまりに不安定な時期の産物なので、読み返そうとも思わない。捨てはしないけど。
僕の死後、「たけうちてつや記念館」なるものが広島にOPENした際に、展示されればいいんじゃないかな、それらは。
久しぶりに小説を1冊ちゃんと読み終えることができてホッとしたと同時に、
やっぱり本はいいなあと感じている。
ダメな本が沢山売られているのも事実だけど、買って読んでいくうちに、その見分けもちゃんとついてくる。
もう無駄遣いはしないぞう!
外出する時はかばんに良書を1冊入れて、カフェで読書する習慣があれば素敵。
スマホは、なるたけ触りたくない・・。
読み・書きができてほんと良かったなあと、初等教育に人知れず感謝するこの頃である。
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