気付かせてもらったっつー話!
- たけうちてつや
- 2018年3月23日
- 読了時間: 4分
「たけうちって美しいものが好きよね」
高校時代、同級生に言われたことがある
空とか、ちょうちょとかに感動してる僕を見て、そいつは言った。
いまも鮮明に、言われた時の「視界」を覚えているので、その言葉は僕の中でインパクトが強かったんだろう。
インパクトというか、嬉しかったのかもしれない。自分の個性(長所?)に気付かせてくれたことが。
ただそいつは、会話したのはその時だけっていうくらい、そこまで親しくない奴 笑
思えば高校時代は、同級生に気付かされることが結構あったような。
中でも、多大な影響を僕に与えたエピソードがあるのでご紹介しよう。
まさに「影響」の話なんですが、(なぜか敬語に)
僕は高校時代、3か月だけ、マジで勉強頑張った時期があるんですね。
36か月のうちの、3か月ね。
特に何の教科を頑張ったかというと、「数学」なのです。
それは、中間、期末試験で惜し気もなく0点を叩き出していく自分とはそろそろオサラバせねば!と思ったからなのです。
数学の参考書で有名なチャート式。レベルによって何色かに分かれてますが、
最もわかりやすく、ご丁寧な「白チャート」を買いまして、黙々とやり込みましたぜ
周りは何故か、黄色か青しか持ってなかったけど、白はいいですぜ!
そんでついに僕は全国模試で数学Ⅰ・Aを80点取るまでになったのだ
そして3か月が過ぎ、そっからまたグダグダしちゃって堕ちぶれたのだけど。
で、本題になりますが
その頑張ってた時期に、僕の前の席に座ってたのがY君。
ある時、こんなことを言ってきました。
「おれ、お前のおかげで勉強やるようになったけぇね」
「・・・・・ほえ????」
なにやら、Y君は
教室で自習時間にひたすら白チャートと向き合う僕を見て、「おれも頑張らねば!」と感化されたのだそうです。
そしてそれを聞いた瞬間、僕の中の「?」は「・・・!!!!」に変わったのであります。
当時の僕にとって、物凄い気付きがそこにはあったからです。
それが最初に言った「影響」の話なんですけど、
僕はただ自分のことを必死にやっていたに過ぎないのに、それを気付かないところでY君が見ていて、やる気を与えていた
つまり、誰かの為にやってるわけじゃないのに、誰かの為になった って事が、感動的だったのであります!
「影響」って面白いな!奥深いな! って思って、
そのとき植わった「影響」の種は、いま間違いなく歌の活動に生きてます。
ちなみにそのY君も、そんな親しいわけじゃないです
いま懐古してて思ったのは、やっぱり「頑張る」ってことは素敵なことですね
頑張ったから、物語が生まれたのだ!
ブラック企業問題や、まじめで頑張り過ぎてパンクする人が続出してる いまのご時世で「頑張る」って言葉は、マイナスに捉えられるかもしれないけれど。
これは去年のブログにも書きましたが、僕は「頑張る」とか「頑張れ!」って言葉が大好きなのですよ。
頑張り過ぎて体を壊した経験は僕にもあって、いまも「頑張り方」を模索しながら過ごしてますが、
広島の大手企業「イズミ」創業者の山西義政さんの著書「道なき時代に、道をつくる」(丸善プラネット)に
参考となる内容があって、一部引用させて頂きます。(なぜ急にっ)
「陽性は長命、陰性は短命、悠々と急げ。
スピードを上げなくてはと、髪振り乱し悲痛な顔をして仕事に取り組んでもろくな仕事にはならないし、
そんな無理なペースは長く続きません。
こうした陰性のやり方は自分自身を苦しめ健康に良くないだけでなく、周囲までも重苦しくさせます。
一方、陽性は自分の仕事を活気づかせます。更に周囲も活性化させ、良い循環を生み出します。
そのためには、どうすれば自分が機嫌良く仕事ができるかを大切にすること。わたしは・・・・・・」
つまり頑張り方には2種類あって、悪い頑張り方をしてしまうと不健康になるだけ。
これを読んでから、僕はプラス方向の活き活きした頑張り方を模索してますですよ。
今のとこの判断基準は、胸のとこが熱くなるかならないか・・かな!
なんのこっちゃ!
P.S
3か月間頑張った証の数学のノート5冊は今でも保存してある。
僕がギターを始め、音楽の道を志したのは高校を卒業する時期で、そこを区切りに自分の人生が大きく変わっていったけど、
そこから頑張れたのは数学を頑張った「経験」と、だけど長くは続かなかった「教訓」があったからだと思う。
なので、いわゆる僕の音楽の「紀元前」に、この5冊のノートがあるのさ(知らんがな!)
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