★星空☆
- たけうちてつや
- 2017年6月3日
- 読了時間: 2分
ついつい下を向いて歩く癖があります。
でも気付いたとき、意識して前や上を見ます。
この頃、夜に上を見ると、星空が綺麗です。
たしかにこりゃ、下を向いてちゃ損だなあと思います。
星を見てると、人生って不思議だなあと感じます。
だけど明日の朝になれば、不思議じゃない日常がまた始まるから不思議です。
こないだ、ライブで坂本九さんの歌を歌ってるご老人がいました。
坂本九さんが不慮の事故で亡くなったことにMCで少し触れられて。
ぼくはそのことは知ってましたが、詳しく知らなかったので後日PCで調べました。
旅客機墜落事故。その時の機長、操縦士の会話がレコーダーに録音されていて、
それが文章として記してあったのですが、生々しくて、リアルで、ぼくは怖くなってしまいました。
自分のことでも、他人のことでも、悲劇が心に焼き付いちゃうと、
ぼくはなんだか「日常」を信じれなくなっちゃいます。「幸せ」を疑ってしまいます。
いったい、どう歩いていけばいいんだろう・・。
ふと気づいたら、また下を向いています。
だからまた、意識して前や上を見ます。
今日も星空でした。夜風は少し肌寒く。だけど気持ちよかった。
こんな感覚、味わえるときは幸せに思います。
そして、
悲劇に遭った(てる)人がいても、ぼくがこの気持ちでいれるなら、いいか、と思えました。
ぼくが不意に、悲劇に見舞われても、誰かが満たされていれば、いいな、と思いました。
誰かが叶わなくても、誰かが叶えばいいな、と思います。
誰かが不幸でも、誰かが幸福なら、いいなと思います。
心が満たされてるときの感覚って、決して、人を選ぶようなものには思えないからです。
だから自分が満たされていたら、それは誰かのぶんも満たされている気がするんです。
そこには不平等とかとは逆の、「救い」があるように思います。
夜空に広がる無数の星々、「僕ら」に見えます。
なるべく「僕ら」を見ながら、歩いて帰りたいです。
静かな夜なので、ちょっと感傷に浸っちゃいました。
おやすみなさーい
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